テスト目的
股関節の屈曲拘縮(くっきょくこうしゅく「関節を伸ばした際に、正常な状態と比較して、十分に曲がりきらず、可動域に制限がでてしまっている状態」)の有無を確認するためのテストです。
テスト方法
①まず患者を施術台に仰臥位にねかせ、両足の外旋のきつさ(つま先や膝が体の外側を向く癖)と股関節周りの硬さを確認します。内側に倒した際に十分に倒れると良いのですが、そうでない場合は股関節周りが硬くなっていることが分かります。
②次に左右の股関節の屈曲をテストします。患者の足首と膝を保持し、太腿を胸に近づけるようにして、股関節を曲げて確認を行います。この患者の場合、左足より右足のほうが曲がっていないのが写真を見て分かります。よって、右足の股関節が硬くなっていると判断できます。