Lesson 4-1 実践編に移るにあたって

理論の復習を怠らない

これまで、整体の歴史、人体の構造、整体を行う上で欠かせない経穴と経絡など、様々な理論的知識を習得してきました。こうした理論的知識は覚えるだけでも一苦労かもしれませんが、学べば学ぶほど、より一層施術に応用を利かすこともできますし、施術することへの自信や患者からの信頼を得ることにもつながります

ですから、復習を充実させ、机上の知識で終わらせないよう実践を通して理論を自分のものにしていくことが大切です。

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実践動画学習前の心得

Lesson5からはこれまで学んできた理論を基に、実際に実践動画を見ていきます。

ですが、人それぞれ抱える不調の状態は異なるので、ここで学んだことをすべての人に画一的に使えるものではありません。そのため、実践編では最初にクライアントの身体の状態をチェックするコンディションチェックを学びます。

次に、上半身と下半身に分けてそれぞれの部位別の一般的な施術を行っていきます。さらに、日常生活において痛みや歪みの出やすい「肩、腰、骨盤」のセルフケアを学び、痛みや歪みに自宅で対処できる手法を習得していきます。

実践動画では施術の手順をはじめ、症状に応じた効果的なアプローチ、痛みを感じやすい箇所への施術対応など様々な視点を持って学習が進んでいきます。そのため、頭で覚えるだけでは難しいと感じる場合には実際に家族や友人に体験してもらいながら進めると良いでしょう。

たとえば「筋肉がちゃんと伸びていると感じてもらえているか?」「力加減は問題ないか?」など実践を通して学ぶことで知識を体で覚えることができ、さらに技術の向上にもつながります。

また、このとき大切なのがただ動画通りに施術するのではなく、理論編で学習した知識を説明しながら施術したり、経穴調整3つのポイントなどを意識することで効果的かつ体系的に理論と実践を身につけていくことができます