整体師としての目的と姿勢
「職業倫理」とは、例えば整体やマッサージ関係従事者なら職業人としての社会的責任や役割を自覚し、あはき法や関係法令、ルールを遵守しながら誠実に職務を遂行する能力や取り組む姿勢のことを言います。
具体的には「何を目的にして、どのように働くべきか」と いった中心的な内容を指します。
また、職業倫理は「職業」と「倫理」2 つの言葉・概念を掛け合わせたもので、職業とは日常に従事する業務や労働で生計を立てるための仕事、生業、なりわいを言い、倫理とは人間生活における秩序つまり、人として守るべき道や道徳やモラルなどを言います。
そこから「職業」は仕事ということで、ここでいう「整体師」があてはまります。 そして、仕事の内容については手技療法で体の歪みを整え病気を治したり、体のコリや痛みを軽減させることを主な目的とします。
一方で、「倫理」は具体的にイメージしにくいかと思いますが、前述したようなあはき法をはじめとする関連法令などの規定やルールの遵守はもちろん、お客様との良好な人間関係を保つための心の配慮やモラルなどが挙げられます。
整体師セラピースペシャリストとして活動する際は、少なくとも関連する職業、業種などについての職業倫理について学び、考えることが大切です。
学び、考える糸口は、整体師をする上で守らなければならない法制度の内容や仕事内容から職業倫理に反していることが理由で発生した事故、解決すべき課題としてメディアなどで社会問題視されていることまで多岐に渡って調べると良いでしょう。